東京のように多くの人口が集中しているところでは、どうしても地下に空間を求めなければならない。
今でもかなり地下の空間を利用しているが、将来は地下にいくつもの町を作って、それを地下鉄で
むすぶように為るかも知れない。
地下に都市を作って生活すると言うと、科学小説か世界大戦の時代のようだが、そうではない。
大手の建設会社は、地下に都市を作るための研究をしているそうである。土をほるための
機械の改良もだいぶ進んでいると言う話である。
また横浜市では、電力会社が新しく発電所を作ろうとしたが、土地がみつからなかったので、
市内に建てる予定の十七階のマンションの地下に、発電所を作っているそうである。
地下で生活すると、人間の体や精神にどんな影響があるかと言うことも、よく考えなければならない。
地下生活のためにおこるストレスや不安をやわらげるために、クラシック音楽や、虫の声などの
自然の音を流すことも研究しているそうだ。
地下生活では天気は関係ないから、傘もいらなくなるし、雪で交通が止まることがないだろうから、
仕事の能率は上がるかもしれない。しかし、地下では自然にしたしむことができない。
小さい子どもを育てているときなど、日光に当てることが必要だし、老人にも地下は適当ではないだろう。
将来は小さい子どもや老人だけ地上にいて、働く人は地下に入りと言う時代になるかもしれない。
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